高校プロコンでは合計4回という最多の優勝を誇る宮城県工業の情報研究部。現在は、ソフトウェア班のメンバーがプロコンに挑んでいる。ソフトウェア班は、高校プロコンのような競技プログラミングの他、人の役に立つアプリケーション開発に取り組んで大きな成果を挙げている。
第34回 全国高校生プログラミングコンテスト 競技課題 CHaser2013 優勝
今年の競技課題は、テキストをサイコロの並びで表現し、その写真画像から元のテキストを復元した結果の精度を競うもので、スコアは先頭から何文字あっていたかで決まる。鈴鹿高専の特徴は受信側には人員を置かず、PCだけの全自動システムを採用して勝負した。決勝大会では、191文字を復元し、ダントツでの優勝を飾った。
作品名: 「君に届けこの想い」―想いを伝える魔法のサイコロ―
全国高等専門学校 第24回 プログラミングコンテスト 競技部門 最優秀賞 文部科学大臣賞
2011年3月11日の宮城県沖地震で、"私たち自身が震災を経験した"からこそ、被災者の目線で、役立つものを作り上げたという「~もしもの時の安心アプリ~ SHelper(シェルパー)」。「避難所検索」、「ワンプッシュ居場所送信」、「懐中電灯」、「ホイッスル」などが被災した時に役立つモードを備えている。
作品名:~もしもの時の安心アプリ~ Shelper
第34回 U-20プログラミング・コンテスト 団体部門 経済産業大臣賞
Twitter(@eewbot)から、地震速報を常時監視し速報が発表されたら、設定した地点の予測震度を計算し、通知する「JISIN GETTER」を中学生ながら独学で開発した。リアルタイム地震モニタも同時に表示する機能を有し、日本全国の現在の揺れを確認できるのが特徴。
作品名:JISIN GETTER
第34回 U-20プログラミング・コンテスト 個人部門 経済産業大臣賞
「Fulyn」は、OSECPUというオープンソースプロジェクトを使った関数型プログラミング言語である。 言語仕様が極限まで切り詰められている。Fulynには整数型と関数型以外は存在せず、配列などの概念もこの2つのみで表現されるが、高度な表現力が特徴である。
作品名: Fulyn
第34回 U-20プログラミング・コンテスト 個人部門 経済産業大臣賞
オンラインジャッジを簡単に実現するためのオープンソースソフトウェア、Arrow Judgeは、ユーザーの提出したソースコードをサーバー側で実行し、正しく要件を満たしているかをジャッジするための機能を持っている。また、簡単なインストールシステムを有しているのも特徴だ。
作品名: Arrow Judge
第34回 U-20プログラミング・コンテスト 個人部門 経済産業大臣賞
羽生さんは、アルディーノを使ったパソコンの外部入出力インターフェイス、Lab アルデを制作。大きな特徴は、パソコンとの入出力のデータを送受信できるプログラムを組み込んだことで、外部からの入出力ができるようになり、パソコンに直接外部機器を接続する感覚で扱える。
作品名: Lab アルデ
第34回 U-20プログラミング・コンテスト 個人部門 経済産業大臣賞
ものコン電子回路組立部門は、県大会を勝ち抜き、ブロック優勝してようやく全国大会に出場できる。課題は、入力回路の回路図を作成し、半田付けで組立てる。動作課題は全部で7問。マイコンにプログラミングし、出力回路を制御するが、それを2時間半で解かねばならない。数田さんは、ケアレスミスに気を付けて全問正解して見事に初優勝を飾った。
第13回 高校生ものづくりコンテスト全国大会 電子回路組立部門 優勝 厚生労働大臣賞
「すなケッチ!」は、砂場とお絵かきを一緒にしたシステム。大きな特徴は、砂場に色を乗せることができ、高低差によって色付けを変えたり、事前にプログラムしたフルーツなどの画像が砂場の変化と共に砂場に現われ、大人から子供まで簡単に、直感的に楽むことができるのが特徴。
作品名: すなケッチ!
全国高等専門学校 第24回 プログラミングコンテスト 自由部門 最優秀賞 文部科学大臣賞
「縁」は、母子健康手帳を完全電子化した、電子母子健康手帳。電子化独自の機能として、写真や動画の添付、自動グラフ化、質問機能、カレンダー機能などを搭載し、さらにそれらのデータは、家族や親類などが共有IDとパスワードを用いることで、情報を共有化することができる。
作品名: 「縁」―ゆかりのある子育て―
全国高等専門学校 第24回 プログラミングコンテスト 課題部門 最優秀賞 文部科学大臣賞