BCN ITジュニア賞2013

2013年1月18日表彰式開催(会場:大手町サンケイプラザ)

BCN ITジュニア賞

鑓水大和
栃木県立宇都宮東高等学校

「USB Lock」は、USBメモリなどのリムーバブルメディアの中身を、簡単な手順で保護し、様々な認証方法でロック/アンロックすることができるソフトウェアだ。鑓水さんは、独学で得たプログラミングに関する知識をもとに、このソフトウェアを制作。制作期間はたったの4日間で、夏休みに受験勉強の合間に制作した。

作品名:USB Lock

第33回 U-20プログラミング・コンテスト 個人部門 経済産業大臣賞

(表彰式欠席のため、写真は取材時のもの)

落とし物お知らせサービス「あったよ!」制作チーム
佐々木康汰、淵上拓也、加藤弘祐
宮城県工業高等学校

落とし物お知らせサービス「あったよ!」は、スマートフォンを使った落し物に関する情報提供アプリケーションソフト。情報研究部のメンバー3人が開発した。宮城県工業は前回のU-20プロコン個人部門で経済産業大臣賞を受賞し、2年連続で受賞している。また、高校プロコンでは三連覇という記録をもつ強豪校だ。

作品名:あったよ!

第33回 U-20プログラミング・コンテスト 団体部門 経済産業大臣賞

左から)クオリティの飯島邦夫常務取締役、佐々木康汰さん、淵上拓也さん、加藤弘祐さん、エレコムの葉田順治社長

「HTML Creation Tool」制作チーム
足立恭介、上田祥仁、小杉祥樹
千葉県立千葉商業高等学校

HTMLファイルをHTML5で作成するためのプログラムで、HTMLエディタが主な機能。HTMLファイルの作成から実行まで、このプログラムでできる。「HTML Creation Tool」を制作した3人は、情報処理部の3年生。メンバーのプログラミング歴は2年程度だが、インターネットや本を参考にして約半年で完成させた。

作品名:HTML Creation Tool

第33回 U-20プログラミング・コンテスト 団体部門 経済産業大臣賞

左から)オービックビジネスコンサルタントの和田成史社長、足立恭介さん、上田祥仁さん、小杉祥樹さん、アイ・オー・データ機器の加藤光兼部長

怒田晟也
岡山県立岡山大安寺高等学校

Homu(ホム)は、ファイルへのアクセスの制限を行うセキュリティ機構。怒田さんは情報技術を専門に学ぶ学校ではなく、普通高校に通っているが、プログラミングに関しては、すでに5年の経験がある。誰かに作品を見てもらいたかったという理由から応募し、経済産業大臣賞受賞を受賞した。制作期間は約3か月。

作品名:Homu

第33回 U-20プログラミング・コンテスト 個人部門 経済産業大臣賞

左から)怒田晟也さん、トレンドマイクロの大三川彰彦取締役副社長 日本地域担当

北海道室蘭工業高等学校
石橋俊文

「全国高校生プログラミングコンテスト(高校プロコン)」は、国内で最も歴史あるIT系プログラミングコンテストの一つで、全国の工業高等学校に所属する情報技術系の学科の生徒たちが主に参加している。石橋さんは、初参加ながらたった一人でプログラムを開発し、優勝を飾った。 

第33回 全国高校生プログラミングコンテスト 競技課題 CHaser2012 優勝

左から)石橋俊文さん、キューアンドエーの金川裕一社長

長野県松本工業高等学校
越野達也

「高校生ものづくりコンテスト全国大会」は、「ものづくり甲子園」の愛称でも知られ、ものづくりに関する技術力を7つの部門で競う。越野さんは、電子回路の設計やプログラム、組立てから検証に至る実技まで総合的に評価される「電子回路組立部門」の優勝者。松本工業はこの部門での常連校として有名だ。 

第12回 高校生ものづくりコンテスト全国大会 電子回路組立部門 優勝 厚生労働大臣賞

左から)越野達也さん、シー・シー・ダブルの金成葉子社長

宇部工業高等専門学校
「常盤は賽を振らない」制作チーム
石田竹至、大濵勇平、金子昂稔

高専プロコンの競技部門を制したのは、前大会で惜しくも準優勝だった宇部高専。競技の内容は、プログラムを使って、サイコロの山から、大中小3種類のサイコロの個数をできるだけスピーディに正確に数えるというもので、ルールに従って画像処理技術と推定精度を競った。

作品名:常盤は賽を振らない

全国高等専門学校 第23回 プログラミングコンテスト 競技部門 優勝 文部科学大臣賞

左から)ITジュニア育成交流協会・真木明理事、石田竹至さん、大濵勇平さん、金子昂稔さん、さくらインターネットの田中邦裕社長

香川高等専門学校 詫間キャンパス
「Top Balancer」制作チーム
大矢慎之介、向山虹祐、柾拓也、HENGSIVEHONG、西川翼

市販のバランスディスクを活用し、楽しくバランストレーニングができる支援システム「Top Balancer」で、高専プロコン自由部門の最優秀賞を受賞した。詫間キャンパスは高専プロコン自由部門の常連校で、今回で4回目の受賞。前回は予選落ちだったが、今年は見事に復活をアピールした。 

作品名:Top Balancer

全国高等専門学校 第23回 プログラミングコンテスト 自由部門 最優秀賞 文部科学大臣賞

左から)アドビ システムズの佐野守計チャネルセールス統括本部 統括本部長、大矢慎之介さん、向山虹祐さん、柾拓也さん、HENG SIVEHONGさん、西川翼、シュナイダーエレクトリックのアルノ モンディ副社長

弓削商船高等専門学校
「healTeeth ―歯みがきで磨く明るい未来―」制作チーム
岩本華代子、山形真名美、奥田紗千

「healTeeth ―歯みがきで磨く明るい未来―」制作チームは、女性3名からなる。歯みがきの大切さを子どもから年配の方まで伝え、歯みがき支援、健康管理を目的としたシステムを開発し、課題部門の最優秀賞を受賞した。弓削商船高専は、今回で9回目の受賞で高専プロコンの常連校だ。 

作品名:healTeeth ?歯みがきで輝く未来?

全国高等専門学校 第23回 プログラミングコンテスト 課題部門 最優秀賞 文部科学大臣賞

左から)バッファローの斉木邦明社長、岩本華代子さん、山形真名美さん、奥田紗千さん、BCNの奥田喜久男社長